鎌倉の観光旅行について記載しています。執筆当時(2023年7月)の内容です。最新の情報は、公的機関・公式サイトなどでご確認ください。
2023年の夏休み、夫と息子(小6)と私の3人で鎌倉に1泊2日の旅行に行きました。天気もよく存分に楽しめました。東京からロマンスカーや江ノ電に乗り、鎌倉大仏・鶴岡八幡宮を目玉に足を運ん体験記です。鎌倉旅行のモデルケースとして参考になれば幸いです。
1泊2日の工程とマップ
1日目
「藤沢駅」→「長谷駅」→「鎌倉新月(食事処)」→「山海堂商店(土産物店)」→「鎌倉大仏」→「鎌倉駅」→「鎌倉 無心庵(甘味処)」→「由比ヶ浜」→「AWkitchen GARDEN 鎌倉店(イタリアン)」→「一棟貸の町宿 ランタン鎌倉」
2日目
「豊島屋 本店(鳩サブレー)」→「鶴岡八幡宮」→「茶寮 風の杜」→「小町通り」→「稲村ケ崎駅」→「稲村ヶ崎温泉」→「Ninai(ニナイ)(カフェレストラン)」→「藤沢駅」
新宿からロマンスカーで
鎌倉へはJRを使う方法もありますが、我が家は「小田急ロマンスカー」で行きました。「新宿駅」から「藤沢駅」まで直通で行きたいところですが、平日だったので、本数がかなり限られてしまいます。仕方なく「相模大野駅」で下車して小田急線に乗り換えました。
ロマンスカーのサイトから、空席照会・予約・購入までできます。
▽小田急ロマンスカーの公式サイト(ロマンスカーの利用案内)
https://www.odakyu.jp/romancecar/
▽小田急ロマンスカーの時刻表
https://www.odakyu.jp/romancecar/timetable/
▽e-Romancecar(空席照会・予約・購入)
https://www.web-odakyu.com/e-romancecar/
藤沢駅から江ノ電に乗り海を見る
「藤沢駅」から江ノ電に乗ります。単線のかわいい電車です。江ノ電は住宅街を通るのですが、結構建物と近いのでドキドキします。しばらく進むと海が見えてきました。天気がよかったので、青々したブルーがキラキラ光ってきれいでした。気分も盛り上がります。
今回は下車しませんでしたが、スラムダンクのファンが集う「鎌倉高校前駅」の踏切には、やはり人が集まっていました。
鎌倉名物しらす丼をいただく
鎌倉大仏の最寄り駅「長谷駅」で下車してお昼にします。県道32号線を北へ進むといくつかあるお店の1つ「鎌倉新月」でしらす丼を食べました。釜揚げしらすと生しらすがのった2色丼を注文。夫は「あかもく」という海藻が入った丼を注文。私は暑さで少しバテてしまっていたので、味はよくわかりませんでしたが、お目当てのしらす丼が食べられたことに満足しました。
鎌倉大仏入口あたりのお土産屋さん「山海堂商店」。看板に「JAPANESE REPLICA SWORD」とあるように、店内には刀や手裏剣などの武器や防具がたくさんありました。観賞用品ですので、刀で切ったり銃で撃ったりすることはできないそうです。小学生男子には興味深かったようで、店内を見て回るだけでも楽しんでいました。Tシャツやキーホルダーなどのお土産グッズもあります。
堂々たるお姿の鎌倉大仏
「山海堂商店」を後にして、鎌倉大仏へ。「長谷駅」から寄り道しないで来れば10分くらいで到着する距離です。高徳院の境内にあり、拝観料は大人300円、小学生150円です。いいお天気だったので、青空と山を背景に堂々たる姿で鎮座していました。青銅のせいか、暑くても涼しそうで穏やかなお顔でした。
大仏さまの周りをぐるっと歩けるようになっていて、後ろ姿も見ることができます。風通しのためなのか、明り取りのためなのか、背中には大きな穴が開いています。
また、胎内拝観といって大仏さまの中に入れるようですが、今回は暑さのせいで残念ながら入れませんでした。体内拝観は50円。今度機会があれば、ぜひ入って見たいものです。
大仏さまが履くのでしょうか、大わらじも奉納されています。
三角屋根が特徴的な鎌倉駅
鎌倉駅は三角屋根が印象的な駅舎です。白と水色が爽やかな雰囲気。近くにはコンビニもありました。「御成通り」を南へ進み、「一棟貸の町宿 ランタン鎌倉」で、早めのチェックイン。その後は、お散歩がてら、甘味処「無心庵」を目指します。
鎌倉で有名な甘味処「無心庵」
江ノ電の線路を横切って入る甘味処「無心庵」。最寄り駅は「和田塚駅」です。のれんをくぐって家屋に入って行きます。こじんまりとした素敵なお庭を眺めながら甘味をいただきます。和風の店内とクリームみつまめは、旅の疲れを癒してくれました。
思い思いの過ごし方ができる由比ヶ浜
「無心庵」からも歩いて行ける「由比ヶ浜」。泳いだり、砂遊びをしたり、日向ぼっこをしたり、おしゃべりしたり、音楽を聞いたり、写真を撮ったり、何もしなかったり。みんな思い思いに過ごしていました。
開放的なお店で美味しいイタリアンを堪能
夕食はお宿近くのイタリアン「AWkitchen GARDEN 鎌倉 (エーダブリュキッチン ガーデン)」でいただきました。天井が高く、広々としていてゆったりと食事を楽しめました。店内はライトアップされていい雰囲気。パスタやピザ、ポテトなどを注文。盛り付けもしゃれていて、何を食べても美味しかったです。
一棟貸の町宿 ランタン鎌倉
江ノ電の終点・始点である「鎌倉駅」から御成り通りを南へ進み、江ノ電の踏切を渡ったところにあるお宿「一棟貸の町宿 ランタン鎌倉」。二階建てのお家ごと借りられるので、家族連れの旅行にぴったりです。
1階には、広くはないけど明るくて居心地のいいリビングの他、キッチン、洗面所、バスルームがあります。2階には和室が2部屋があり、寝室として人数分の布団が敷いてありました。インテリアのセンスは女性向きで、元々は女性専用のお宿だったとか。和と洋がバランスよく混ざっています。
私たちは家族3名で利用しました。最大7名まで泊まれるようですが、ゆったり過ごすなら5名くらいまでが良さそうでした。
暗くなると、天井から吊るされたライトや間接照明がいい雰囲気にしてくれます。
洗面所やお風呂に窓があり、陽射しが入るので明るい雰囲気です。掃除も行き届いてるので清潔で心地よく使うことができました。
朝食・夕食なし 3人(大人:2人 子供:1人)
合計:32,400円
家族での鎌倉旅行にぴったり。お家の貸し切りお宿。
住所: 神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-2-36
チェックイン:15時~24時/チェックアウト:10時
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鶴岡八幡宮への美しい参道「若宮大路」
翌朝、「一棟貸の町宿 ランタン鎌倉」を後にして、「若宮大路」を北へ向かいます。若宮大路は、鶴岡八幡宮の参道で、由比ガ浜からまっすぐに鶴岡八幡宮まで続いてます。道の中央は少し高くなった歩道になっていて、左右に桜が立ち並んでいます。春は桜並木がさぞ美しいのでしょう。今回は夏でしたので、美しい緑を堪能しつつ木陰を進むことができました。近所の保育所の子どもだちがきて、セミ取りをしていたのが微笑ましかったです。
参道にある鳥居は全部で3つ。由比ヶ浜から、北へ一ノ鳥居、二ノ鳥居、三ノ鳥居と続きます。赤い鳥居は、二ノ鳥居、三ノ鳥居です。
鎌倉土産の定番「鳩サブレー」
若宮大路を進み、狛犬のいる二ノ鳥居を通り過ぎた左側に「鳩サブレー」で有名な「豊島屋」の本店があります。白い壁の広いお店です。入口に鳩の顔出しパネルがあったので、家族それぞれ写真を撮りましたよ。パッケージが可愛いので、4枚入りの手提げの品を購入。自宅でいただいたのですが、思ったより美味しかったのでもっと買えばよかったと思いました。
「鳩サブレー」は豊島屋の公式ショップ、または楽天市場やAmazonでも購入できます。楽天市場では、鎌倉市のふるさと納税の返礼品としても取り扱っています。
▽【公式】鎌倉の味 鳩サブレー 豊島屋
https://www.hato.co.jp/
▽楽天市場 神奈川の老舗百貨店 さいか屋
▽神奈川県鎌倉市ふるさと納税
いざ鎌倉! いざ鶴岡八幡宮!
三ノ鳥居をくぐると、太鼓橋の左右に源氏池、平家池があり、ハスが広がっていました。鎌倉を代表する神社「鶴岡八幡宮」です。2日目もいいお天気で、空の青と木々の緑に神社の朱色が映えて荘厳でした。
手水舎で手を清めた後は、静御前が源義経を想って舞ったとされる「舞殿」を見ます。壁がなく開放的な造りになっていました。ここで結婚式を挙げることもできるようです。
石段を上がった先が「本宮」になります。本宮からは、まっすぐな参道と町が見渡せて、清々しい気持ちになりました。せっかくですので「宝物殿」にも入りました。大人200円、子ども100円でした。広くはありませんが、歴史を感じさせる品々がありました。
その後、鳩みくじという可愛いおみくじを引くと、なんと大凶でした。持ち帰ると気になってしまうので、神社に結んできました。鳩のお守りはおみやげにしました。後で知ったのですが鶴岡八幡宮には「凶みくじ納め箱」なるものがあり、凶を引くとここに納めるといいらしいです。
最後に、商売繁盛を願って「丸山稲荷社」も参拝しました。立ち寄りやすい、小さなお稲荷さんでした。
鶴岡八幡宮門前の茶寮「風の杜 (かぜのもり)」
参拝したあとは、神社入口付近にある茶寮「風の杜(かぜのもり)」でお昼をいただきました。白を基調としたモダンな店内です。大きな窓から平家池が眺められます。一面にハスがしげり、見応えがありました。さっぱりとした、すだちうどんが美味しかったです。かき氷やあんみつなどの甘味もありました。
帰りは、にぎやかで楽しい「小町通り」を通って「鎌倉駅」へ。「小町通り」は、おみやげ物を買ったり、甘いものを食べたりするのにぴったり。眺めながら歩いてるだけでも楽しかったです。
稲村ヶ崎で海と親しむ
「鎌倉駅」から、江ノ電に乗って「稲村ヶ崎」へ。国道134号を横切ると海へ下りられる階段があります。岩石海岸なので、人も少なくのんびり海を楽しめました。水平線に広がる相模湾の海は、どこまでも美しかったです。波打ち際には、カニや小魚など、海の生き物を発見することができます。今回の鎌倉旅行で、海水浴はしなかったのですが、小学生の息子はそれなりに海を楽しんでいたようでよかったです。
旅の締めくくりは稲村ヶ崎温泉でまったり
旅の締めくくりに「稲村ヶ崎温泉」に入りました。「稲村ヶ崎駅」から徒歩5分くらいの距離にある日帰り温泉施設です。稲村ヶ崎の海を眺めながら入れるので、贅沢な気分になりました。褐色の色が特徴的でした。
湯上りに行きたいカフェレストラン
「稲村ヶ崎温泉」内には、ゆっくりくつろげる場所はないのですが、同じ建物内に「Ninai(ニナイ)」という名前のカフェレストランがあります。時間が早かったので、カフェの利用だけしかしませんでしたが、エスニックなどの料理メニューもありました。広く開放的な店内なので、湯上りにゆっくりお茶したり食事したりと楽しいひと時を過ごせます。
帰りは江ノ電で「藤沢駅」まで行き、「小田急ロマンスカー」で「新宿駅」まで帰りました。帰りは、乗りかえせずに、新宿まで行くことができました。ロマンスカーは指定席が取れるので、安心して乗ることができます。
まとめ
鎌倉には何度か来たことがありますが、今回は小学6年生の息子の学びも兼ねて、鎌倉大仏や鶴岡八幡宮など歴史的スポットを中心の行程にしました。夏休み明けから、鎌倉時代を学ぶそうで、ちょうどよかったです。
ホテルでなく一棟貸しのお宿は初めて泊まりましたが、家族旅行にはぴったりだと思いました。我が家は3人家族なので、ホテルだとトリプルがなかったり、一人が簡易ベッドになったりすることもあるので、お家の貸し切りは何かと便利でした。「一棟貸の町宿 ランタン鎌倉」は、可愛いインテリアで楽しく過ごせました。
おわり