鎌倉の観光旅行について記載しています。執筆当時(2024年夏)の内容です。最新の情報は、公的機関・公式サイトなどでご確認ください。
2024年の夏休み、夫と息子(中1)と私の3人で1泊2日の旅行に行きました。高尾山で山を楽しみ、温泉に入って1泊した体験記です。高尾山に遊びに行くモデルケースとして参考になれば幸いです
1泊2日の工程とマップ
1日目
「高尾駅」→「高尾山口駅」→「タカオネ(宿泊施設)」→「山麓駅(リフト)」→「山上駅(リフト)」→「高尾山スミカ(昼食)」→「高尾山薬王院」→「京王高尾山温泉 極楽湯」→「タカオネキッチン(夕食)」
2日目
「タカオネキッチン(朝食)」→「高尾599ミュージアム」→「高尾山ふもと公園/案内川」
高尾駅にいる天狗にご挨拶

都心から高尾山に行くなら、JR中央線で終点の高尾駅まで行き京王高尾線に乗り換えて高尾山口駅で下車するパターンが多いと思います。その高尾駅には天狗の像があります。鼻が立派で迫力のあるお顔です。旅気分を味わえるスポットなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
高尾山の最寄り駅は「高尾山口駅」


高尾山口駅に下車し、山々の緑を楽しみます。掲示板には山に関する関係のポスターが貼ってあります。プラットフォームからすぐ近くにある「京王高尾山温泉 極楽湯」が見えました。

スタイリッシュなデザインの高尾山口駅。ここが高尾山の最寄り駅になります。
高尾山近くでゆっくり宿泊するなら「タカオネ」


今回の宿泊施設は、高尾山口駅の改札からほどごく近い場所にあって便利。改札を出てまっすぐに歩いて、水がきれいな小さな川(案内川)を渡った先にあります。身軽になるために、まずは荷物を預けに行きました。

高尾山を楽しむ拠点になる宿泊施設「タカオネ」。ホテルというよりオシャレな合宿所といったところ。カジュアルな雰囲気で気負いなく利用できます。子ども連れのファミリーや友達同士の宿泊にぴったりです。カフェダイニングもあるので、お茶するだけでもOK。

入口を入って右側に進むとフロントです。すぐに対応してくれました。


フロントの横にはアウトドアグッズのショップがあります。ここで、登山用のシューズレンタルができます。宿泊者は無料でレンタルできるので、せひ利用してみてください。私はピンクのシューズを借りました。
※「On(オン)」「KEEN(キーン)」のシューズが借りられます。
小川沿いに進む道も楽しい
「タカオネ」を出て、もう一度高尾山口駅のほうへ。ちなみに、高尾山口駅の横にはコンビニ(セブンイレブン)があるので、飲み物など購入しました。
案内川の横の道を通って行きます。

道沿いには、食べ物の販売店や生搾りオレンジジュースの自販機もあり、観光地の雰囲気を楽しめます。

緑がまぶしい散歩道のよう。

途中には、髙尾山麓のそばで有名な「髙橋家」があります。立ち寄らなかったのですが、素敵な外観を堪能しました。

ケーブルカー乗り場の清滝駅が見えてきました。近くにはお土産屋さんが並んでいます。

清滝駅の手前にある「もみじ広場」に設置されている高尾山遊歩マップ。1号路から6号路の他、稲荷山コース、高尾山~陣馬山コースがあります。私たちは初心者向きのルート、1号路で山頂を目指します。
▽高尾山自然研究路コースマップ(PDF)(高尾登山電鉄公式サイト)
https://www.takaotozan.co.jp/course/img/course_map.pdf
山の中腹まではリフトで楽々

高尾山のふもとから中腹までは、ケーブルカーとリフトを乗って行くことができます。もちろん、徒歩で進むコースもありますが、体力に自信のない我々はリフトに乗りました。リフトの駅名は「山麓駅」と「山上駅」です。切符を先に購入します。
大人:片道:490円 小児:片道:250円
大人:往復:950円 小児:片道:470円

リフトのりばへ進む途中にケーブルカーも見えます。急勾配に合わせて車体も傾いています(車内は階段があります)。

リフトののりばまでは長めの階段を上って行きます。私はちょっと息切れしました。

リフトは1人ないし2人で乗れます。緑を楽しめて心地よく乗れました。中学生の息子は大喜びで楽しんでいました。地面からの距離が高い区間もありますが、上るときはそれほど怖くありませんでした。帰りの下りていくリフトのほうがやや怖かったです。

あっという間に山の中腹へ。景色はこんな感じです。
「高尾山スミカ」でお昼ごはん

リフトを下りてしばらく歩くと、ケーブルカーの高尾山駅に到着し、その周辺に食事処があります。「ビアマウント」と書かれている円柱の建物は展望レストランです。今回は行かなかったのですが、景色を楽しみながら食事ができるビアガーデンです。

私たちは、そば処の「高尾山スミカ」で昼食をいただきました。そばが有名ですが、私はうどんにしました。ひんやりと美味しかったです。

「高尾山スミカ」の並びに天狗焼の販売店やお土産物屋さんもありました。

天狗焼は食べ歩きにもぴったり。疲れた体に元気をくれます。
高尾山の山頂を目指すも…途中で断念

昼食後、少しあるくと「さる園・薬草園」がありました。小さい子どもなら喜びそうですが、中学生の息子は特に関心がなさそうで、ここは素通りします。

さる園を過ぎると「たこ杉」があります。木の根っこがタコの足に似ているから、このように呼ばれているそうです。樹齢450年の見事な大木。近くには開運のタコの石の像があり、その頭をなでて開運を祈ります。

霊気満山と掲げられた「浄心門」が見えてきます。高尾山薬王院の参道入口で、厳かな気持ちになります。奥には赤い灯篭が連なります。

左手の階段があるコースが「男坂」、右手のなだらかな坂道を行くコースが「女坂」。同じ場所に出るので、競争しても楽しい。私は「女坂」へ行き、夫と息子は「男坂」を進みました。

夏の緑がまぶしい、高尾山の「女坂」。

「男坂」「女坂」の合流地点近くには、一休みにぴったりな「権現茶屋」があります。ごまだんごが有名で、ソフトクリームも売っています。ふらふらとみんな引き寄せられていました。

「薬王院」山門の「四天王門」です。赤いお顔に剣を持った凛々しい像が見えます。門のところは、涼しげな風鈴が飾られていました。

「薬王院」の境内には天狗の像。

「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」という開運スポット。願いを込めてこの輪をくぐり、奥にある大錫杖を鳴らします。これはやっておきました。何を願ったかな。確か家内安全だったかと。

お札授与所には、おみくじや様々なお守りなどが並んでいます。

奥に進むと急な階段があり仁王門が見えます。

「御本堂」までたどり着きました。ただ、私が疲れてしまって、このあと山頂までは行けず、残念ながらここで引き返すことになりました。元気であれば、本堂、本社、奥の院を経て山頂へ向かっていたことでしょう。
登った後のお楽しみは温泉!

一旦、「タカオネ」にチェックインしてから、お楽しみのお風呂へ。高尾山口駅改札口の反対側に「京王高尾山温泉 極楽湯」があります。改札口から地下道へ。「ゆ」の文字がわくわくさせてくれます。

「京王高尾山温泉 極楽湯」の入口。山登りの疲れを癒してくれました。露天風呂の他、座り湯、マイクロバブルのお湯など、いくつかのお風呂を楽しめて大満足。食事処もあります。
平日:大人1,100円 4歳~小学生550円
休日:大人1,300円 4歳~小学生650円
▽京王高尾山温泉 極楽湯 公式サイト
https://www.takaosan-onsen.jp/
「タカオネ」に隣接されたカフェ&ダイニングで食事

広くて落ち着いた雰囲気の「タカオネ キッチン」。宿泊施設と食事が同じ建物内なので、食べたらすぐに体を休められるのがいい。

「タカオネ キッチン」のハンバーグ定食。ちょうどいいボリュームです。

デザートはタカオネプリン。入口の看板にも描かれていた自信作のようで、こっくりとしたプリンで美味しかったです。
オシャレな合宿所のような宿泊施設「タカオネ」

2階から5階は客室です。私たちの宿泊のお部屋は4階でした。

私たちが泊まったのは、2段ベッドのあるスーペリアルーム。中学生の息子は2段ベッドが初めてで喜んでいました。部屋は広く、子どもだちがわちゃわちゃ過ごすと楽しそう。

木の椅子やテーブルがありました。

テーブルは小さめの卓球台にも。道具は貸出できます。2階のラウンジの入口付近に卓球セットや部屋で遊べるゲームや本などがおいてありました。他にはドリップコーヒーやティーバッグの紅茶もありました。

お部屋のお風呂は清潔でした。部屋によってはシャワーだけのようです。

食後にお部屋でまったりした後は、中庭でたき火タイム。夕方から夜にかけて雨が降ったものの、やんでいたので、たき火を楽しめました。宿泊者には薪が一束用意されています。たき火にぴったりのマシュマロやとうもろこしなんかも販売していますが、私たちはたき火だけ。
朝食あり 大人:3人
スーペリアルーム(2段ベッド)
合計:40,500円
朝食を食べて景色を堪能

朝食は「タカオネキッチン」のサンドイッチセット。紙箱に入っていて、持ち出せるのでお部屋でいただきました。見た目が華やかで気分が上がります。

「タカオネ」は屋上からの景色を楽しめます。天気がよくて、空の青と緑が目に飛び込んできました。
ミュージアムでわくわく

駅から少し歩いたところにある、博物館「高尾599ミュージアム」。入場料は無料だから、気軽に立ち寄れます。

599というのは、高尾山の標高です。今回私は山頂まで行けませんでしたが、山を楽しむのに手ごろな高さのようです。その高尾山に関係したミュージアム。

館内は開放感たっぷり。

どんぐりの展示や昆虫標本などが見られます。

動物の剥製も。お散歩しているみたい。

プロジェクションマッピングの映像も楽しめます。
入館料:無料
▽高尾599ミュージアム 公式サイト
https://www.takao599museum.jp/
ランチもやっぱりタカオネで

駅前を流れる案内川をまた、楽しんで。水が冷たくて心地いい。川遊びをする子らが微笑ましい。

ランチは、また「タカオネキッチン」で。パスタに。

デザートに。ベリーとマスカルポーネのフレンチトースト。
まとめ
今回が、シューズのレンタルから、デザートまで「タカオネ」で始めり「タカオネ」で終わった高尾山への旅行でした。日帰りでも楽しめますが、温泉にミュージアムに、今回は行ってませんがトリックアート美術館もあり、周辺を散策するのもおすすめです。
おわり