息子のアレルギーについて記載しています。執筆当時(2024年)の内容です。正しい情報は医療機関などでご確認ください。
息子は乳幼児期から鼻水・鼻づまりなどの症状があり、適宜、耳鼻科に行くもこれと言ってよくなるような気配がないまま過ごしてきました。電動の鼻水吸引器を使ったりもしましたが、いつのまにか使わなくなってしまいました。また、左右一度に鼻をかもうとするので、すっきりかめず、やり方を教えても上手くできず、イライラすることが多かったです。「鼻なんかいらないっ!」と悲痛に訴えることも。中学生になった今でも鼻をかむのが苦手でティッシュを大量に消費することもあります。
ちなみに、鼻をかむ練習アイテムとして口コミで評判がよかった「はなかめるゾウ」を試させると問題なく風船をふくらませるのですが、息子の場合はいざ鼻をかむとなるとうまくできないようです。
▽はなかみ練習器「はなかめるゾウ」
Viewアレルギー39
息子が小学4年生になって、耳鼻科で「Viewアレルギー39」という検査を受けましたViewアレルギー39の39は、39のアレルゲン検査ということで、以下のアレルゲンの検査となります。
- 吸入
ハウスダスト1、ヤケヒョウダニ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア、ネコ、イヌ、ゴキブリ - 食物
牛乳、卵白、オボムコイド、米、小麦、ソバ(食品)、大豆、ピーナッツ、リンゴ、バナナ、キウイ、ゴマ、牛肉、豚肉、鶏肉、エビ、カニ、サバ、サケ、マグロ - その他
ラテックス
血液を採取して1週間後に結果が出ました。ハウスダスト、ダニ、スギ、ヒノキ、ブタクサの他にネコやイヌもアレルゲンの判定でした。ハウスダスト1、ヤケヒョウダニはクラス4、スギ、ヒノキはクラス3、ブタクサ、ネコはクラス2と陽性でも数値が高く出たのもあって、やっぱりと思うと同時に不憫に感じました。食物アレルギーが出なかったことが救いです。
その後、寝具を見直したり、空気清浄機を購入したりと手を打つものの、効果を実感するには至りませんでした。
▽防ダニ「枕カバー・ピロケース」
▽防ダニ「掛け布団カバー」
▽防ダニ「敷き布団カバー」
▽空気清浄機 シャープのプラズマクラスター7000搭載(KC-35T7)
楽天市場でよく売れている空気清浄機 ランキング上位
▽ダニ捕りロボ(レギュラーサイズ3個セット)
置くだけのダニ退治アイテム
▼室内環境の整備(アレルギーポータル)
テキストベースですが、対策が記載されています
https://allergyportal.jp/provision/indoor-environment/
▼室内の環境整備とアレルゲン対策(東京都福祉保健局)(PDF)
イラスト入りで詳しく紹介されています
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pdf/pri10.pdf
舌下免疫療法(ミティキュア ダニ舌下錠)の開始
気になった時に耳鼻科に行って薬をもらっていましたが、対処療法の限界を感じ、中学生になる直前の春休み2024年3月から、舌下免疫療法を始めさせました。舌下免疫療法とは、1日1回舌の下に錠剤を1分保持して飲むことで体をアレルゲンに慣らし体質改善を目指す方法です。スギ花粉用のシダキュアは在庫がないとのことで、ダニ用のミティキュアのみの開始です。
初めにお試しで院内で服用し、しばらく様子をみました。問題ないようなので、2週間分の薬を処方されました。1週間目は3,300JAU、2週間目は10,000JAU。間違わないように、3,300JAUは黄色、10,000JAUはピンク色のラベルです。その後は、10,000JAUを4週間分ずつ処方されています。
現在、開始して約10か月ですが、正直あまり効果を感じられません。4週間ごとに通院することがちょっと大変で、初めて数か月は時々頭痛があったそうですが、それ以外は副作用もなさそうですし、寝る前の習慣になっているので続けるのは問題なさそうです。一定数効果が得られない人もいるようですが、気長に続けてもらおうと思います。
▼舌下免疫療法についての紹介動画(日本アレルギー学会)
3分半の動画でわかりやすく紹介されています
https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_movies/index.php?content_id=8
▼トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ
鳥居薬品の舌下免疫療法専門サイト
https://www.torii-alg.jp/
▼ダニアレルギーにおける アレルゲン免疫療法の手引き(PDF)
(日本アレルギー学会)専門的に詳しく紹介されています
https://www.jsaweb.jp/uploads/files/180618dani.pdf
▼スギ花粉症における アレルゲン免疫療法の手引き(PDF)
(日本アレルギー学会)専門的に詳しく紹介されています
https://www.jsaweb.jp/uploads/files/sugi_tebiki16_honmon.pdf
まとめ
ハウスダスト、花粉と色々アレルギーがある息子。舌下免疫療法で、なんとか症状がやわらぐことを願っています。
実は私自身もここ数年、鼻炎がひどいので、息子の検査より簡単なアレルギー検査をしたのですが、ハウスダスト、ダニ、スギ・ヒノキなど一般的なアレルゲンの検出はされませんでした。ただ、IgE-RISTの測定値は1194.9と高い数値でした。そんなこともあるんですね。アレルゲンが検出できなかったので、舌下免疫療法はできず、今のところ対処療法しか手がないのが残念です。