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【宿泊記・レビュー】使い勝手がいい!「中野サンプラザ ホテル」(2023年7月閉館)

中野サンプラザ宿泊記
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「中野サンプラザ ホテル」について記載しています。執筆当時(2022年8月)の内容です。2023年7月2日をもって中野サンプラザは閉館となりました。

東京中野区のシンボルの一つ「中野サンプラザ」。ホテルやブライダル、コンサートホールがある複合施設です。2023年7月2日に閉館しました。残り1年となった時に宿泊しましたので、その当時のレビューをお届けします。

中野駅北口から徒歩5分 アクセス抜群

中野サンプラザ入口

中野サンプラザ」は、東京中野区にあるシンボル的複合施設で、中野駅北口から出てほど近い場所にあります。三角形の特徴的な外観は一目でそれとわかります。ホールがあるので、コンサートのある日は入口に大勢の人がいてにぎやかです。コンサートを楽しんだ人がそのままホテルに泊まる流れの人もいて、駅近でコンサートもホテルもあるという使い勝手がいいところです。今なら、テレワーク用に宿泊なしで一定時間使うデイユースプランもあるから、ビジネスユースの人もいます。

正面玄関から入る人が多いかもしれませんが、東側の入り口から入るとすぐにエレベーターがあるので、フロントまでスムーズにたどり着けます。

ホテルのフロントは16階 落ち着いた清潔なホテル館内

中野サンプラザ16階ホテルロビー

中野サンプラザ」はエレベーターを上がって16階にホテルのフロントがあります。派手ではありませんが、明るくて清掃が行き届いたロビーには、ソファとテーブルがありました。

フロントでチェックインすると、カウンターに無料で配布している除菌グッズがあったので、ウェットティッシュとアルコールハンドジェルをいただきました。

中野サンプラザホテル館内

中野サンプラザ」の16階から19階がホテルのフロアです。私は、レディースシングルのプランで19階の端の部屋でした。17階から19へは、一旦16階のフロントのあるフロアを通らないと行けない構造になっているので防犯の面で安心です。

19階に着くと、やはり豪華ではないが落ち着いた空間になっています。

中野サンプラザホテル廊下

廊下の左右に客室が並ぶシンプルな造りです。南側は、駅前からおそらく新宿の夜景が臨めると思われます。私は北側の部屋なので中野の北のほうの眺めです。

女性向けにカスタマイズされたレディースプラン

中野サンプラザホテル客室

部屋に入ると15時ごろにチェックインしたので、部屋は日差しが入って明るい雰囲気でした。広くはありませんが、一人で泊まるには十分です。ドレッサーにもなるテーブルにオフィスのようなチェアがあり、機能的でちょっとした仕事もしやすそうです。奥にはソファーとコーヒーテーブルがありました。

中野サンプラザホテル客室

レディースプランなので、クッションなどの差し色がピンクで統一されて部屋のいいアクセントになっています。

中野サンプラザホテル客室
中野サンプラザホテル客室

プラズマクラスター25000搭載したシャープの空気清浄機乾かすだけでミネラルエステができるというパナソニックのヘアードライヤー、さらに、寝ながらエステができるというパナソニックの美顔器までありました。

また、お湯を沸かせる電気ポットと、ドリップコーヒー、ティーバッグ、煎茶があり利用しました。

ソファーは、おそらくソファーベッドになるタイプだと思います。シングルルームですが、2人で利用する場合もあるのかもしれません。

サンクォーレタワーと街の風景が広がる

中野サンプラザホテル客室

窓を開けると向かいに見えるのは、「なかのサンクォーレタワー」です。26階建てのマンションで、敷地内にはヨークフーズ(イトーヨーカドー)、ブックファースト、カフェ(CLOCHETTE CAFE クロシェット カフェ)(Cafe nota nova カフェ ノータノーヴァ)などが入っています。

周りには中野の街並みが広がっています。

コンパクトにまとまったユニットバスとクローゼット

中野サンプラザホテル客室

お風呂はコンパクトにまとまったユニットバスです。できれば、バスとトイレは別々がよかったので、そこはちょっと残念です。クローゼットもコンパクトですが、シングルで使う分にはこのくらいの大きさで問題ありません。ガウンは、パジャマのようなスタイルで使いやすかったです。

照明をつけると幻想的な雰囲気に

中野サンプラザホテル客室

ベッド周り、ドレッサー部分、ソファの横にある照明をつけると、温かみのある明かりが灯ってリラックスした雰囲気になります。

中野サンプラザの大きな三角形

中野サンプラザホテル客室からの風景

19階の北側の部屋の窓から見ると、中野サンプラザの斜めになった部分が見えます(写真右端)。「中野サンプラザ」の設計者は林昌二(はやししょうじ)氏。三角の断面は、まるでおもちゃのレゴブロックのような形状です。下から上に向かって床面積が少なくなるような設計らしい。確かに、下部にあるホールでは大勢の人が入り、上部にあるホテルはコンパクトにまとまっています。

中野の街の夜景が楽しめる

中野サンプラザホテル客室からの風景
中野サンプラザホテル客室からの風景
中野サンプラザホテル客室からの風景

夕方から夜にかけて、「中野サンプラザ」の19階北側から眺める中野の街は素敵でした。だんだんと暗くなり、明かりがぽつぽつ灯る様はずっと見ても飽きません。部屋の電気を消して、カーテンを開けてしばし景色を堪能しました。

まとめ

1973年に開館した「中野サンプラザ」。約50年が経ち閉館となりました。宿泊したのは閉館の約1年前です。老朽化したとはいえ、ホテルからの眺めもよく、必要なものが揃い、サービスも悪くありませんでした。名残惜しむ声も多く、いい思い出となりました。「中野サンプラザ」を取り壊した後、新たな拠点には「中野サンプラザ」の記憶を残すデザインにする計画とのことで、今後の施設にも期待したいです。

料金

レディースシングル
朝食・夕食なし 大人1人
合計:14,400

中野サンプラザ ホテル

東京中野区にある、愛らしい三角形の建物に入っているホテル。
住所:中野区中野4丁目1−1
開業:1973年 閉業:2023年
チェックイン:15時~/チェックアウト:11時

中野サンプラザの外観